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(2) 指示・指導

「指示・指導」業務とは、行政機関が他の組織に対して指示・指導を行うこととして捉えた。実際の文書例としては、訓令・通達などがあげられる。業務上の特徴としては、伝達・保管が主な業務となるため、その効率化が課題となることがあげられる。

 

指示・指導業務とは、行政機関が他の行政機関や関係団体、あるいは民間企業に対して、施行義務の有無に関わらずに指示・指導を行うことを指すものと捉えている。実際の文書例としては、訓令・通達などがあげられる。

代表的な業務プロセスとしては、文書の作成から起案、供覧、施行、完結、(データ入力)、保存、保管、(情報公開)が考えられる。

「指示・指導」業務での大切な役割として、情報の伝達と保管という面があげられるであろう。現在は伝達のほとんどが紙媒体によって行われているため、文書を受け取った側の問題として、配布・回覧に時間がかかるという課題があると考えられる。

又、総務庁へのインタビューによると、電子掲示板の利用が進んでいる部署においては、紙による文書をデータ入力してから電子掲示板に掲載するといった二度手間が行われているという例もある。そのため、情報技術を用いた情報伝達のより効率的な方法を検討する必要があると考えられる。

 

 

 

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